久米さんが新著を送ってくださいました。
ありがとうございます!
久米さんの新著は欠かさず拝読している私ですが、今回のタイトルは、一段と魅力的です!
「すぐやる技術」 「やり抜く技術」 でも背中を押して頂きましたが、今回の「ピンで生きなさい」は、まだまだピンの道半ばの私に沢山のヒントや投げかけがありました。
まだ読まれていない方も多いと思いますので、ネタバレしない程度にしますが、ピンで生きて行くために心がけておきたいことが 31の教えとしてまとめられています。
そうだ、そうだと読み進めるうちに、はたと気づかされる事柄があります。
たとえば、
「自分の色が邪魔をすることも多いと知ろう」
謙虚に学び、挑戦し、身につけたつもりの技術や社会性も、知らぬ間に自分色に染まっていることがある。怖いのは、自分の事と言うのは当たり前すぎてなかなか気づくことが出来ないということ。
2011年に、漫画家のちばてつや先生にラジオの取材をさせていただく機会があったのですが、そのときも、今日と同じ事に気づかされたのです。
ちば先生のお人柄に惹かれてしまって予定をオーバーして長時間の収録になったのですが、有名な先生なのに、少しも偉ぶらず、疑問に思った事はその場ですぐ質問されますし、興味を持った事柄にはどんどん質問が来るのです。
それはまるでスポンジが水を吸込むように、自然に、ものすごい早さで。
そう、生まれたての子供のように。
忙しい日常にかまけて「心のスポンジ」が、絵具でギトギトに固まってしまわないよう、「生まれたての子供のようにまっさらな気持ち」で世界と向き合いたいと、心から思ったのでした。
学生時代、当時まだ女性の社会進出に免疫のなかった両親から、
やりたい事、目指したい夢、思いつく事のほぼすべてに反対されましたが(笑)
高校卒業後は親の希望する美容師の道に進んで10年たった頃から
「女だから」と言う理由で、チャレンジを許されず蓋をしてしまったモノたちへの情熱、
溢れるエネルギーを抑えきれず、「見る前に飛べ!」とばかりに、
ツテなし、コネなし、経験なしで歩み始めたピンの道。
30歳を過ぎて夢が少しづつ叶い始めた頃、ようやく「困難な環境」こそ、自分の根っこを育ててくれた「愛すべき環境」だったのだと言う事に気がついた私です。
逆風だったからこそ、やってみせるぞと頑張れたし、簡単に折れないしなやかさ、強さ、諦めない心や、知恵を育む事が出来たのだと思います。
あのとき、何でも挑戦させてくれて、何でも応援してもらっていたら、
現状に満足し、お腹いっぱいで、今とは違う人生を歩んでいたかもしれません。
ピンの道、まだまだ道半ばな私ですが
尊敬する師匠、先輩、仲間、家族に感謝しながら
辛くなったときはこの「ピンで生きなさい」をめくりながら
辛くなったときはこの「ピンで生きなさい」をめくりながら
まだ見ぬ景色を目指して、歩き続けたいと思います!