宮沢賢治の詩をイメージしながら、夜の三陸鉄道を描きました。
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〔ゆがみつゝ月は出で〕
宮沢賢治
ゆがみつゝ月は出で
うすぐもは淡くにほへり
汽車のおとはかなく
恋ごゝろ風のふくらし
ペンのさやうしなはれ
山の稜白くひかれり
汽車の音はるけく
なみだゆゑ松いとくろし
かれ草はさやぎて
わが手帳たゞほのかなり
「新修宮沢賢治全集 第六巻」筑摩書房
1980(昭和55)年2月15日初版第1刷発行
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